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NSIS法の概要

NSIS(Nishimura's Soundness Investigative System)は定量的でかつ直接的な判定基準と、簡単な測定方法で建物の健全度を評価できないかという観点から生まれました。この方法は土木分野で数多くの実績を有する衝撃振動試験をもとに改良を重ね開発された方法です。(特許出願中)

固有振動数とは

従来システムとの比較表

固有振動数とは構造物の質量(重量)とバネ定数(強度)で決定される、物理的に根拠のある工学的な数値です。従って建物が劣化や災害によってダメージを受け、バネ定数が低下すれば、その構造物の固有振動数も低下します。

従来システムとの比較

従来システムとの比較表

NSISの実施

NSIS実施までのフロー

よくある質問

Q1 建設当時の固有振動数が測定されていない場合は?

建設当時のデータがなくても初めて測定したデータを初期値として管理するので、それ以降の構造物の劣化は補足できます。また、固有振動数は物理的に根拠のある工学的な数値なので、設計図書等の資料があれば、シミュレーションによりその部材の固有振動数を推定することができます。従って実測した値と算出した値とを比べることで現有強度の推定ができます。

Q2 測定できるのはRC(鉄筋コンクリート)構造だけですか?

これまでの実績でSRC(鉄骨鉄筋コンクリート)構造、S(鋼)構造も対応できます。

Q3 電源のない場所では測定できないのですか?

ポータブルの充電池で十分に対応できるので、電源のない場所でも測定可能です。従って災害時に測定箇所が停電でも問題なく測定できます。また、人間の目視に頼らない測定なので夜間の測定も可能です。