NSIRB法の概要
NSIRB（Nishimura's Soundness Investigative for Railway & Road Bridges）は、定量的でかつ直接的な判定基準と、簡単な測定方法で橋梁の健康度を評価できないかという観点から生まれました。特に基礎は土中に埋まっているので健全度の判定を精度よく実施することは極めて困難でしたが、固定振動数を把握することで可能となりました。この方法により基礎付近の洗堀等の変状を精度よく把握できます。
また、この試験は短時間で実施でき、ほとんどの場合、交通規制は不要です。
固有振動数とは
固有振動数とは構造物の質量（重量）とバネ定数（強度）で決定される、物理的に根拠のある工学的な数値です。従って建物が劣化や災害によってダメージを受け、バネ定数が低下すれば、その構造物の固有振動数も低下します。
固有振動数の決定方法
NSIRBの実施
あなたの街の橋は健全ですか？
災害（地震・洪水）時
災害発生時等の緊急時には、緊急搬送用道路の使用可／不可の判断は早急に行われることが求められます。
このときNSIRBが役立ちます。